菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。

第241回県政スクエア〜テーマ:神奈川県の福祉への菅原の議会提案

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写真は以前のスクエアの様子。

 

 今回は、神奈川県の福祉への菅原直敏の議会提案についてをテーマにします。

 菅原直敏は、社会福祉士・保育士の国家資格を持ち、高齢者福祉・介護だけでなく、幅広く福祉全般について、県議会の活動に専門的に取り組んでいます。これらの取り組みについて、参加者の皆さんにご報告し、意見交換をしたいと思います。

 障害者福祉(津久井やまゆり園、共生憲章)、児童福祉(医療的ケア児、発達障害、保育士試験複数回開催)、高齢者福祉(介護全般)、生活困窮者(フードバンク、税滞納者への相談援助)、司法福祉(刑務所出所者への支援)など、菅原直敏が議会で取り上げてきた議会提案を扱います。

 

 お気軽にお越しください。

 

【日程】平成29年7月30日(日)、11〜12時30分

【場所】大和市渋谷学習センター307会議室 

    大和市福田2021−2

    (高座渋谷駅西口より徒歩1分)

【備考】事前申し込み、参加料等はありませんのでお気軽にお越し下さい。

第7回厚木飛行場からの空母艦載機の移駐等に関する協議会の 開催結果について

7月12日付、神奈川県政策局基地対策課からの情報提供。大和市に関わることですので以下にご報告します。

 

第7回厚木飛行場からの空母艦載機の移駐等に関する協議会の 開催結果について

本県の基地対策行政につきましては、日ごろ種々御指導を賜り厚くお礼申し上げます。 さて、本日、標記協議会が開催され、防衛省から、県及び厚木飛行場周辺9市()に対し、 厚木飛行場からの空母艦載機の移駐に係る進捗状況等に関して説明がありましたので、 次のとおり御報告いたします。

 

1 日 時 平成29年7月12日(水) 1430分~1530
2 場 所 県庁新庁舎5階 第5会議室(横浜市中区日本大通1)
3 出 席 者 防衛省南関東防衛局長、県副知事及び厚木飛行場周辺9市()副市長等 4 結果概要

 

(1) 国からの説明要旨

 

7月 11 日、山口県知事、岩国市長らが防衛大臣等と面談し、空母艦載機移駐容 認を伝えた。

移駐後の硫黄島でのFCLP(着陸訓練)については、米側から、「岩国飛行場 から直接、硫黄島に行き実施する。」との説明を受けている。

岩国飛行場への移駐に係る施設整備は着実に進捗しており、引き続き万全を期し て取り組む。

移駐後は、厚木基地周辺の騒音は相当程度軽減される見込みだが、一方で、厚木 基地は、海上自衛隊、米軍ヘリ部隊等により運用され、引き続き、重要な防衛施 設であり続ける。

騒音対策に関する基地周辺対策事業等については、移駐後の運用の実態をよく調 査し、把握した上で検討する必要がある。

 

(2) 自治体からの発言要旨

 

移駐を早急に実現し、しっかりと住民の負担軽減につなげていただきたい。

移駐の具体的な動向、移駐後の厚木基地の運用や騒音状況、恒常的訓練施設の整 備の見通しや整備までの運用等について、情報提供をお願いしたい。

移駐後の周辺対策については、移駐後の厚木基地の運用が明らかになっていない ため、尚早な予算削減を行うことがないようにしていただきたい。

住宅防音工事については、未だ実施されていない世帯があり、早期実施と予算確 保に努めるとともに、対象外の区域からも苦情が寄せられている状況を踏まえた 取組をお願いしたい。

移駐に伴い、基地従業員の雇用や待遇に不安が生じないよう、適切な対応をお願 いしたい。

 

※ 横浜市、相模原市、藤沢市、茅ヶ崎市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市及 び東京都町田市

 

議員の身分保障を厚くするのではなく、議員になりやすい環境整備が必要だ

昨年くらいから、全国都道府県議長会などが中心となって、地方議会議員年金復活へのロビー活動が活発化しています。

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全国の半数以上の自治体において、地方議員が厚生年金に加入できることを求める意見書を可決したとのことです。

 


私は「法律で、全国一律に、厚生年金への加入を認める」ことには反対して来ました。

 

最も大きな理由は、法律で全国一律に厚生年金を課すこと自体が地方分権に反するからです。

 

都道府県議会から市町村議会まで、様々な議会がありますが、そのあり方は多様です。従って、全国一律に法律で厚生年金を課すことは、その議会の多様性を奪うことになります。

 

仮に、厚生年金を認める制度設計にするならば、各自治体議会の選択制にするべきだと思います。そして、導入する際には条例化が必要な形にして、住民と議会のあり方について真摯に議論した上で導入の是非を決められる制度設計にしたら良いと思います。

 

財源的な目処がつき、住民の大半も賛成するならば、その導入を拒む理由はないからです。

 

ところで、松井大阪府知事は、平成29年7月12日の記者会見で「議員の身分保障を厚くするのではなく、議員になりやすい環境整備が必要だ」と述べています。

 

実はこの視点の方がより大切です。

 

自治体によっては、欧米の多くの議会で見られるように、本業を持ちながら議員をできるような環境整備を認めていくことの方が重要だと考えます。

 

日本の地方議会は、特に被用者が議員になるためのリスクが大きいため、多様性が限定されています。厚生年金をもらえる本職を持ちながら議員ができる環境を整備すれば、議員に厚生年金がなければならないといった議論は、少なくとも全国一律的な内容にはならないはずです。

 


なお、意見書にはフォーマットなるものがあり、都道府県議会議長会がご丁寧にも作成し、全国の都道府県議会に提出を促しています。

 

議長会が主張する「議員のなり手が少なくなったのは、議員年金がないことに起因する」旨の内容は論理的に厳しいのではないかと思います。

 

むしろ、議員のなり手を増やすのであれば、議員になるためのリスクを提言し、兼職できるような環境を整備していくことも大きく検討されるべきです。

 

なお、神奈川県議会では議長会による意見書提出の提案にのる様子はありません。

介護・福祉の施設・活動を巡る旅57件目〜LGBTといっても多様です〜特定非営利活動法人レインボーコミュニティcoLLabo

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東京都世田谷区二子玉川にある特定非営利活動法人レインボーコミュニティcoLLaboの事務所にお伺いし、代表理事の鳩貝啓美さんと一般社団法人ことばの診療所代表の村田悠さんからLGBTについての基本的なことや現状などについてお伺いしました。

  • 1.LGBTとは??
  • 2.なぜ、あまりすれ違わないのか?
  • 3.人間というものの多様性と相対性

 

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津久井やまゆり園再建「40人規模」

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引用:「殺傷事件が起きた知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)の建て替え計画を検討する県障害者施策審議会の専門部会が4日開かれ、部会長の堀江まゆみ白梅学園大教授が、再建施設の規模は40人程度が望ましいとの考えを示した。」

 


この方向性は、私が昨年来、神奈川県議会で訴えてきたことです。

 

昨年の秋の段階では、私が所属していた会派以外のほぼ全ての会派が、「大規模施設推進」の立場でした。

 

私も秋から冬にかけての議会で知事に熱心に大規模施設による再建の方針の転換を求めてきましたが、当事者団体の方々も同時にそれを求めてきました。

 

「施設から地域へ」という障害者福祉における基本的理念を元に、今後も神奈川県議会における議論に関わっていきます。

 

千里の道も一歩から

 

菅原直敏


 

教育現場における医療的ケア児の支援~真のインクルーシブ教育とは

神奈川県議会、文教常任委員会(平成29628)が開催されました。

 

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今回は、共生社会の実現とインクルーシブ教育についてというテーマについて、ソーシャルワーカーの視点から質疑を行いました。

 

具体的には大きく2点です。教育現場における共生社会づくりにかかわる人づくりに資する教育についてと教育現場における医療的ケア児への対応についてです。

 

最初に、教育現場における共生社会づくりにかかわる人づくりに資する教育については、教育指導要領の範囲に留まらない教育の必要性について持論を述べました。現代社会や家庭総合の教科書で取り扱われている内容は、障害への理解という点が不足しているため、実社会での実践に繋がりにくいためです。

 

また、外国につながりのある児童・生徒との共生という点では、日本語教育支援の拡充にも触れました。日本語の能力が十分でないために、自らが望む進路に進めず、一般的な日本人との生活力の差に結果的になってしまっていることもあるためです。

 

最後は、教育現場における医療的ケア児の支援についてです。医療的ケア児とは、生活の中で医療的ケア(たんの吸引、経管栄養等)が必要な児童のことです。新生児医療の発達によりNICU(新生児集中治療室)が整備され、かつては出産直後になくなっていた子供たちが助かるようになり、増加傾向にあります。

 

彼らは医療的ケアが受けられる環境にあれば、どこでも生活をしていくことができますが、特別支援学校を除く教育現場では看護師等の配置が十分でなく、家族がつきっきりでかかわる人的負担や、医療的ケアを実施できる人員を配置するための経済負担が大きな課題となっています。

 

今回の私の提案は明快です。教育現場における訪問看護師の活用も含めて、医療的ケア児が教育現場で問題なく生活できる環境の整備です。

 

なお、平成2851日時点で、神奈川県内の教育現場には499名の医療的ケア児がいます。その内、看護師の配置されている特別支援学校以外で生活をする医療的ケア児は33名います。「まずは」、彼らに対する対応が課題です。

 

33名の内、10名がいる川崎市では、公立学校における医療的ケア児が訪問看護を活用できる環境を整備しました。10名に対して年間にかかる額は約1200万円とのことです。本県で、政令市を除く県域で公立学校に通う医療的ケア児は14名です。したがって、全員を訪問看護で対応した場合に費用は1800万円程度と試算できます。

 

仮に訪問看護の利用を前提とするならば、この教育現場に医療的ケア児の課題を解決するために年間1800万円投じることができるのかという論点に置き換えられるかもしれません。

 

先日の代表質問で教育長が答弁された「県立特別支援学校に配置された看護師が小・中学校を巡回する」ことも含めて、様々な方法を机上に乗せ議論し、早急に環境整備を進めるべきと考えます。また、必ずしも県単独でやらなければならないわけではなく、市町村が主体的に環境整備を進めることを促すことも必要です。

 

「次に」、教育現場における医療的ケア児の議論は、小・中学校の生徒に限定されがちですが、特別支援学校に在籍する医療的ケア児についても、インクルーシブ教育という点からは考慮しなければなりません。つまり、小・中学校の医療的ケア児に対する環境が不十分であるために、看護師がいる特別支援学校に進学している児童・生徒がいるかもしれないからです。対象となる児童・生徒は271名です。彼らに網羅的な意向調査を行うことも提案しました。

 

通常の学校で教育を受けたいと思っている子供たちすべてにその機会を提供していくことが、県の進めるインクルーシブ教育の真の理念にかなうと考えます。

 

福祉にかかわる者としては、年度内に補正予算を組んででも実行に移してほしいところですが、教育局の検討結果も含めて遅くとも来年度までには環境整備を進めたいです。

 

人を既存の制度に合わせるのではなく、制度を人に合わせる柔軟な対応が今後の行政に求められることであると考えます。

 

この課題については、他にも国の法制度の課題もあります。今年度は順を追って、医療的ケア児について取り上げていきたいと思います。

千里の道も一歩から

神奈川県議会議員 

菅原直敏

【ご報告】新しい会派になりました

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5月23日の本会議が終了し、今年度の議会運営にかかる布陣が確定しました。議長は佐藤光議員、副議長は小野寺慎一郎議員に決まりました。

 

さて、今月中旬の新聞報道でもありましたが、5月の議会において、新しい会派「県政会」へ入団することになりました。

 

以前、3月に会派を解散し、所属議員が皆一人会派となったことをご報告しました。

 


県議会においては「交渉会派」と呼ばれる所属議員4名以上の会派とそれ以外の会派では、様々な点で制約を課されます。例えば、代表質問ができない、一般質問や委員会の質疑の時間が制限される、控え室に事務員が配置されない、諸々のワーキンググループや議会内の議論に正規のメンバーとして参加できないことなどが挙げられます。

一方で、前回の会派の解散の経緯から、自ら他会派や他の議員と交渉してまで、交渉会派への所属に執着する思いもなく、残り2年の任期は一人会派で行くつもりでしたし、その中で最大限自分に何ができるのかを考えていました。実は、毎回質問主意書を出し、討論にも立てば、それなりの議会活動量も確保できるかなとも、前向きに捉えていました。

 

そのような中、5月8日の夜に県政会の相原高広団長より入団のお話を頂きました。県政会は県議会内では最も歴史のある会派の一つで、基本的には無所属の議員を中心に構成されている会派です。政党政治を基軸に行われる神奈川県議会においても、政治信条や選挙区の事情から一定数の無所属議員が存在し、そのような無所属の議員が集まり会派を構成しています。

 

相原団長とは普段から政策的な意見・情報交換をする仲であり、私は以前に1年間だけ県政会に所属していたこともありました。

 

このお誘いを受け、自分なりに一人会派でいくことと県政会に入団することのメリット、デメリットを勘案し、入団の意思を相原団長にお伝えしました。

 

メリットとしては、質疑の機会を確保できることや、事務員などの助けを得てより広範な活動のマネジメントができること、私のライフワークである議会改革や地元課題である厚木基地の騒音解消について、会派として正式な枠組みで関われることがあります。また、以前と違い無所属議員中心の会派ですので、国の政局に翻弄され会派運営に影響を受ける部分が少なくなることも、私にとってはメリットかもしれません。

 

一方でデメリットとしては、そんなに大きなものは存在しませんが、ゼロから作った県進会と違い、多少の政策的な配慮を求められています(ただ、その県進会も一丁目一番地の公約を反故にする議員の行動が引き金となり崩壊に向かってしまいましたが、、、)。基本的には黒岩知事の方向性に全面的に賛同する会派なので、その部分に対する配慮は必要となります。

 

今年度は、文教常任委員会に所属します。県議も9年目になりますが、教育関係の常任委員会に所属するのは初めてです(特別委員会はある)。改めて、教育関連の分野の知見を広げながら取り組んでいきます。また、特別養護学校など福祉分野だけれども、所管が教育委員会であるものもあるので、これらの点については専門性を持って臨みます。

 

また、団長のご配慮により神奈川県厚木基地騒音対策協議会の委員を引き続き務めることになりました。空母艦載機の移転も含めて、基地問題が大きく動く可能性がある年だけに、大和市選出の議員としては非常にありがたいことです。これだけでも交渉会派に所属した意味があるかもしれません。

 

さらに、会派異動をしたばかりということもあり、会派としての役職は一切なくなりました。ただ、前期・今期とずっと政務調査会長を務め(他の会派では一年ごとに交代することが多い)、会派業務にも相当の責任を頂いて動いてきただけに、少しオーバーワークな部分もありました。したがって、自分自身の議員活動のみに集中できるという点で、個人的には前向きに捉えています。

 

なお、結果的に県進会に所属していた5名の議員の内、4名の議員が県政会に合流しましたが、3月下旬の時点で各自別の会派になっていますので、特段連携をとったりしていたわけではありませんし、それぞれが自らの政治判断で決めたことです(5月になるまでそれぞれの意向は知りませんでした)。ただ、2年間共に活動してきた仲間の多くとまた一緒に活動できることは素直に嬉しいですし、結果的により大きな9名の交渉会派に異動しことは収まりとしては良かったのではないかと思っています(ひょうたんからこまみたいな感じです)。受け入れてくださった県政会の皆さんに感謝を申し上げます。

 

いずれにせよ、与えられた立ち位置で最大限に効果的な成果を議員としてあげていくことには変わりはありません。

今後とも菅原直敏の活動を注視して頂けたらと思います。

 

千里の道も一歩から

神奈川県議会議員

菅原直敏