菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

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神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。

汐見台病院

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写真:理学療法の検査を受ける井手議員

調査報告書はこちら(PDFファイル)です。

以下は汐見台病院の調査報告の抜粋です。

第1節 調査の概要

 汐見台病院を訪れ総務部長以下職員の方々から説明を受け、意見交換を行った後、院内の視察を行った。

第2節 汐見台病院の概要

汐見台病院の概要

 昭和38年に㈶神奈川県団地住宅福祉協会によって汐見台診療所が開設された。昭和39年に26床増築し、汐見台病院と改称された。昭和48年に㈳神奈川県医師会に経営が移管された。

 昭和49年に県が買収し、同医師会に無償貸与し神奈川県衛生学院付属汐見台病院を開設したことで、県との関わりが生まれた。平成18年に神奈川県立汐見台病院に改称し、指定管理者制度が導入された。指定管理者は同医師会である。

第3節 汐見台病院の現状と課題

種々の取り組み

 汐見台病院では、いくつかの特徴的な取り組みを行っていた。例えば、レインボールーム(性の相談)や心のはぐくみ診療部の取り組みは興味深かった。

 レインボールームは、性同一性障害などの様々な性相談を専門に扱っている取り組みである。この分野についての医療設備は未発達の部分も多く、同病院の果たす役割は大きいとのことであった。

 心のはぐくみ診療部は、心理士が子供の育児相談、心身の発達に関する相談に応じ、カウンセリングを行う取り組みである。精神科ほど利用する際の敷居が高くないことが重要であるとのことであった。

 他にも有能なスポーツ整形外科医が在籍するため、この分野における意義も高まっていく可能性があるとのことであった。

課題

 汐見台病院は県立病院であるので、民間病院のように不採算部門を切り捨てて利益第一主義を目指すことはできない。自ずと赤字が続くことになる。委託から指定管理者になり赤字額は減少したようであるが、依然として赤字は存在する。

 このような中で、指定管理者としての特性を生かし、少しでも赤字を解消していくためには指定管理者の在り方を規律する設置条例の制限を緩和する必要があるし、実際そのような意見が現場からも聞かれた。

 例えば、県条例では駐車場料金や病室の料金等細かく規定をしており、病院経営の裁量権を奪っている。昨年の議会でも取り上げたが、指定管理者の裁量を拡大する条例改正を必須である。

 また、設備の老朽化も目立った。実際に視察した空調設備も何度も修理が入っており、設備としての限界がとうに過ぎていることが伺えた。必要な設備であれば更新をしていくことも必要である。

 さらに、研修生を受け入れるための人員が不足しており、この点についての改善を求める意見があった。昨年度の実習生の受け入れ数が延べ人数で2,400人に上っており、片手間での対応には限界があるためである。