菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

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神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。

ジャイアニズム

ジャイアニズム

 「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」という、漫画「ドラえもん」のジャイアンの名(迷)言があります。このような利己主義、独占主義をジャイアニズムと俗に言うそうです。

私達の社会生活において、このような理不尽な発言をする人がいたら、皆さんはどうするでしょうか?多少困惑するものの、毅然とした対応をするでしょう。

しかし、世の中にはそのような事を臆面もなく言える国々が少なくありません。このような場合、我が国はどのような対応をすればよいのでしょうか?

尖閣諸島の問題とは

 尖閣諸島とは、東シナ海の南西部にある島々のことで、沖縄県石垣市に属します。1895年から、日本によって領有されており、様々な現状証拠からも判明していますが、中国もそのことを認めてきた経緯があります。

 しかし、1970年前後に実施された国連の海洋調査により、イラクにおける石油埋蔵量に匹敵する海底油田の存在が確認された以後から、突如として中国は尖閣諸島を自国の領土とする主張するようになりました。

 まさにジャイアニズムの好例でしょう。このような場合、国は毅然とした態度を示さなければなりません。

●なぜ、世界の国々は小さな領土に執着するか

 尖閣諸島以外にも、日本はいくつかの国と領土にかかる対応を迫られています。

 韓国が領有を主張する竹島は小さな島です。北方領土もロシアの本土の広さを考えれば、大変ちっぽけな島々です。しかし、両国ともこれらの領土に強く固執します。何故でしょうか?

 最も大きな理由の1つは、国益です。国家の最大の責務は、国民の生命・財産の保護及び国民生活の安定です。領土を確保することは、これらの目的に適うのです。

 例えば、北方領土周辺の漁獲高は100億円を超えると言われています。ロシアはこれらの領土を不法占有することで、重要な漁獲資源を国益として確保しています。

尖閣諸島に眠る海底資源の国益はもっと強大です。日本のエネルギー問題を解決できるかもしれません。つまり、尖閣諸島の領有権を示さないことは、将来の国民の生活の安定を放り投げることと同じことなのです。

 もう1つの理由は、国民・国家の尊厳(プライド)です。どのような国であっても、国家としてのそして国民としての尊厳があります。自分達の領土であると信じる土地を無条件に手放すことは、自分達の大切な尊厳を捨てることに他なりません。

 以上のような理由もあり、世界の国々は領土に対して熱心です。むしろ、平和や対話等と美辞麗句を並べて、領土確保に消極的な日本の姿勢は、世界標準からすれば異常であることに、日本人は気付くべきです。

 なお、世界には何十もの領土紛争が存在します。

●日本政府の愚かな対応

 中国人船長の無条件釈放を見て見ぬふりをした日本政府の今回の対応は大変まずかったと考えます。国家の責務を放棄し、日本人として尊厳を投げ捨てたからです。

 確かに、短期的な経済利益のためには、仕方がなかったと言う人もいます。しかし、釈放後、中国は開き直り、謝罪と賠償を要求してきました。短期的にも中長期的にも、日本は大きな損失を被る可能性が出てきました。

●領土の確保は思想の右左の問題ではない

 領土や国益にかかる主張をすると、すぐに右翼というレッテルを貼る人達がいます。これは大きな間違いです。領土の減少は私たちの生活の基盤を揺るがす問題です。右左という思想の問題ではなく、私達日本国民が一丸となって取り組まなければならないことです

例えば、日本共産党の委員長がいち早く、尖閣諸島は日本の領土であることを国際社会に明示するべきとの談話を発表しました。思想の右左を乗り越えての取り組まなければならない課題との認識からでしょう。正しい判断であると思います。

●譲歩は平和のためにならない

 中国は歴史のある素晴らしい国ですし、隣人とは平和に友好関係を築いていくべきです。しかし、相手との関係悪化を恐れるあまり、譲歩を続けることは決して良い結果を生みません。言うべきことをしっかりと言うのが、大人の対等な関係です。親しき仲にも礼儀はあるのです。

 従って、尖閣諸島は日本の領土であることを国際社会に改めて示し、しっかりと尖閣諸島に日本の国旗を掲げて、実効支配を強めるべきです。「自分達のものは自分達のもの」とはっきり主張することをためらう必要は何もありません。いつもいじめられるばかりのび太であっては国民を守ることはできないのです。