菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

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神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。

北部タイ日本語・日本文化コンソーシアム

チェンマイ大学に伺い、北部タイ日本語・日本文化コンソーシアムを訪れ、どうコンソーシアムの八巻一二男会長、サンラヤー・コンジット事務局長を始めとする担当者からお話をお伺いしました。

 

 

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1.北部タイ日本語・日本文化コンソーシアムの概要

 

北部タイ日本語・日本文化コンソーシアムは、「北部タイにおける大学、日本研究機関との文化・学術などについての発展と相互交流を目的として、2009年7月17日に加盟大学9大学、加盟機関2機関で設立され」ました。設立にあたっては日本の企業なども関わったとのことでした。

 

主に3つの事業をしています。

 

①奨学金事業(対象:コンソーシアム加盟機関)

・日本短期留学奨学金

・優秀学生奨学金

・日本研究大学院生奨学金

※盤谷日本人商工会議所が中心的な支援を行なっています。

 

②活動支援事業

コンソーシアム加盟大学機関が企画、参加する事業に対して、盤谷日本人商工会議所が支援する事業。

 

③共同企画

・日系企業訪問 (主催:コンソーシアム)

・日本企業セミナー(主催:コンソーシアム)

・北部タイ大学生スピーチコンテスト (主催:タイ王国元日本留学生協会北部支部)

・21世紀東アジア青年大交流計画(JENESYS Program)(主催:日本国外務省 2011年)

・絆プロジェクト(主催:日本国外務省 2012年)

 

 

2.タイにおける日本語学習者の現状

 

タイにおける日本語学習者は多いものの、近年の伸びはあまり高くないとのことでした。経済的な影響で中国語学習者、文化的な影響で韓国語学習者が増えているとのことでした。

 

学習に至る動機としては、2015年の日本語教育機関調査によると、「マンガ・アニメJPOPが好きだから」という回答が一番多く、「日本への観光旅行」と答えた人も増えています。

 

日本語の学習者の特徴は、女性が多く、日系企業に務めることが多いそうです。一方で、中国語の学習者の特徴は、男性が多く、起業をする人が多いそうです。タイ人の中には中国にルーツを持つものも多く、経済成長の影響もあり、チェンマイ市内でも中国語の表記が最も多くみられました。

 

タイは東南アジアの国の中でも比較的少子高齢化が進んでいる国で、今後は学習者全体の数が減ってきます。このよう中、日本語学習者の減少も避けられないとのことでした。

 

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写真:日本語の学習風景を視察

 

3.日泰交流の必要性と可能性

 

日泰は様々なレベルでの官民交流が今までもされてきました。ODAやJICAなど政府や政府系機関によるもの、どうコンソーシアムや泰日工業大学あるいは種々の草の根のボランティア活動など民間レベルによるものと様々です。

 

今回の視察を通じて強く感じられたのは、タイは親日的な人たちが大変多いことです。今までの先人が気づいてきた、文化、経済などの交流基盤の上に、さらなる連携の可能性があると考えられます。

 

例えば、2日目に視察したタブレットを通じた日本人高齢者とタイ人日本語学習者の交流を通じて、神奈川県を訪れる人も出てきています。これが発展すれば、介護施設における日泰の人材育成の教育につながるかもしれません。現場労働者としての介護職員ではなく、タイで介護施設をマネジメントできる高度人材を日本で育成するのです。これに対して神奈川県や県内自治体が関わっていくこともあり得ます。

 

最後の視察先で、日泰連携の大きな可能性を感じることができました。

 

 

参考文献:「北部タイ日本語・日本文化コンソーシアム」のHP

http://northconsortiumjp.blogspot.jp