菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

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神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。

熊谷俊人千葉市長が凄すぎる件

最近、熊谷千葉市長がすごいと思うことがあったので雑感。

認知症サポーターを育成する「認知症キャラバン・メイト」なるものがあり、このキャラバンメイトになるためには、県や政令市が開催する養成研修を受けなければなりません。

民間人でもできることはあるので、私は介護職員としての経験も生かしこのキャラバンメイトとして認知症サポーターの育成にボランティアで関わろうと思い、たまたまネットで見つけた千葉市の養成研修に申し込みました。

すると数日後千葉市高齢福祉課の担当者から連絡が入り、「市民や市在勤・在住者でないため申込は認められない」とのことでした。ちなみに千葉市の募集要項には他県市にありがちな在住・在勤・在学要件がなかったので申し込みました。

しかし、実際は参加者が充足されておらず、またルールとして千葉市民でなければ受けられないということもないので、それならばキャラバンメイトとして頑張りたいのでなんとか参加させてもらえないかと再度お願いしたところ、神奈川県でも「県民及び県在勤・在学者しか認めていない」ことを理由に断られました。これは部長とも決めた「千葉市としての判断」とのことでした。

あまりにもお役所的で残念な判断だったので、この一連の流れを熊谷千葉市長にtwitterでお伝えしました。市長とは同い年で以前に市長室でお話をお伺いしたこともあり、民間出身の非常にバランス感覚がある方であったことと、twitterを用いて広聴・広報活動を行っていることを知っていたからです。

すると、程なく市長から「所管に確認しました。枠が余っていた場合であれば対応することとします。おって所管より連絡いたします。」との返信がありました。

結果、参加者に余裕があったので私も参加することができました。

もし来年8月の神奈川県の研修講座まで待つことになったら、その間に育成できたであろうサポーターがいるわけですから、私としては非常に有難い判断でした。

話を「千葉市長が凄すぎる件」に戻します。

この一連の流れですごいのは、キャラバンメイト養成研修の運用における判断ではありません。この程度の判断は、柔軟な考えを持つ市長であれば誰でもする可能性があるからです。

むしろ、私が凄いと感じたのはtwitterを用いて、市民等の意見を広く吸い上げ、ダイレクトに市政運営に反映させていることです。

政治に関わったことがある方であれば、日々住民から寄せられるご意見に答えていくことは大変なことは知っています。ましてや人口100万人をかかえる政令市のトップがこのような広聴活動を行うには、リスクを受け入れる覚悟、どんな意見にも対応するバランス感覚、公私を犠牲にすること等が通常の市長や議員以上に求められます。

リスクを受け入れる覚悟…不特定多数の人から無理難題をぶつけられることやその対応次第で炎上したり市長の責任問題に発展することもあるでしょう

どんな意見にも対応するバランス感覚…様々な角度から飛んでくる市民の意見と言う球に応えていくことは非常にバランス感覚が必要です。時にはNOと言わなければならないこともあるからです。

公私を犠牲にすること…市長のTwitterはオフィスアワー以外にも稼働しています。

このようなことができるのは、私の知る限り佐賀県の樋渡武雄市長やソフトバンク孫正義さんくらいです。

市長にダイレクトにものを言って、それが市政に反映される。ある意味究極の広聴ですが、一般の市長ではできないことです。

普通の市長や議員にはまねできないし、まねするにはリスク等が大きすぎることですが、それを平然とやってのけるところに熊谷市長の凄さを感じました。