菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。

介護現場における医行為

街を歩いていると、介護施設やデイサービスの施設をよく見かけます。本当にコンビニ以上に増えているのが現在の介護業界の施設等。

そこで見かけるのが「看護師募集中」との求人看板。概して、看護師の給与は時給ベースで介護士の2倍。介護士が1,000円前後ならば、看護師は2,000円前後。

実は、介護の現場では介護職も不足していますが、看護師も不足しています。

介護現場で必要とされる看護のスキルは、医療現場で必要されるような高度なものは少なく(そのようなものが必要な場合医者に行くため)、一般の家庭で行われているものも少なくありません。しかし、介護現場で「業」として行う医行為のためには資格を持った看護師が必要とされ、介護職員もその指示の下動かなければなりません。

例えば、バイタルサインと言われる利用者の体温・脈拍・血圧及び呼吸等を「計測する」ことは介護職員にも可能ですが、計測された数値に基づいて利用者が入浴して良いかどうかを「判断する」ことはできません。後者が介護職には認められない医行為にあたるからです。この程度の医行為は数値基準の問題なので看護師に判断を仰ぐまでもないことです。

このような介護現場の大部分を占める簡易な医行為を、一定の研修等を受けることによって介護福祉士が実行可能にすることで、介護現場における看護職不足も緩和され、介護職のキャリアパス形成・報酬向上、利用者の利便性の向上、施設の経営の効率化など様々な点でメリットがあると考えます。

介護福祉士が研修を受ける等して胃瘻ができるようになったように、このような医行為の範囲を増やしていくことは現場のニーズに即していると言えます。

これらは法律に関わることなので、まさに政治課題。急速に進行する高齢社会に対応する為には、どんどん政治が迅速な判断を下していかなければなりません。