菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。

死んだことはなかったことに〜死は日常

2連休が明けて出勤し、自分のフロアに向かうエレベータの中で読んだ日誌の中で、私のフロアで「最も元気で自立していた」入居者さんが永眠されたことを知りました。

私の名前を最初に覚えてくれて、文化祭の作品作り等、起用にオーダーに応える私を気に入って色々頼んでくれていた人でした。

確かに数日前に調子を崩され、週明けにご家族と入院するかどうかを話すことにはなっていましたが、あまりにあっけない最後にただただ愕然。

私の施設では入居者が亡くなった場合、職員から最初に他の入居者にその事実を伝えることはありません。しかし、エンジェルケアは入居者さん達のフロアと扉一つで隔てられた居室で淡々と行われています。この日常と非日常の異様なコントラストにすら現場にいると慣れてしまいます。

普通の組織等で人が一人亡くなれば大事で、近しい人は葬儀に行くところですが、老人ホームという組織では「死をなかったことにして」日常を進めていくのです。つまり、ここでは死が日常ということ。

成人式が最近ありましたが、長い人では10年から20年以上入居するのが老人ホーム。その中で他の利用者・職員等多くの人達と生活を共にするのですが、ご家族がいなければ、その最後はあまりにも寂しいものです。その多くがお線香の一本もあげることがないのですから。

他の利用者も認知症だからあまり気にならないのか、それとも次は自分と敢えて気付かない振りをしているのか、今日もいつもと変わらない生活が行われています。

なお、私の施設で亡くなる方が多いのは「看取り」を行う施設だからであって、介護の職種によってはこのような人の終末とまったく関係のない職場も多くあります。