菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

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菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。

産業労働常任委員会県外調査初日〜火山活動と風評被害にどう打ち勝つか

産業労働常任委員会の県外調査で、阿蘇火山博物館に於いて、「火山活動の温泉観光地への影響等」を調査しました。

阿蘇市役所と博物館の職員の方々にご説明を頂き、博物館内の見学を行ったり、遠巻きに目視ですが火山の雰囲気を眺めたりしました(但し、霧が濃いためよく見えず)。

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神奈川県の箱根山には現在火口周辺警報「噴火警戒レベル3」が発令され、一部入山規制が行われたり、噴火に関する正確な情報が国民に伝わっていない部分があったりで、観光客の減少が続いています。

阿蘇中岳は、平成26年8月30日に火口周辺警報「噴火警戒レベル2」が発令されました。その後も、孤立型微動及び火山性自身が多い状況で、火山性微動の振幅もやや大きい状態で推移しています。火口から半径約1km以内の立ち入りは禁止され、阿蘇山ロープウェーの運休などによる観光への影響も続いています。

神奈川県においても、大涌谷周辺(箱根山)の火山活動により観光への影響が出るなど、観光産業支援が課題となっており、熊本県阿蘇市の観光への影響及び対応状況を調査することにより、今後の委員会審査の参考にすることが調査の目的です。

1.正確な情報を多様なネットワークで発信

 阿蘇では、日本人観光客の減少が一時見られたものの、外国人観光客を中心に客足が戻ってきているとのことでした。その背景として、阿蘇市観光協会、博物館など阿蘇地域に関わる多様なネットワークで正確な情報を共有し、「何が問題で、何が問題でないのか」ということを的確に外部に発信していることが重要であると改めて感じました。

神奈川県でも箱根町などを後援しながら、県としても政策な情報を周知できるように外部への発信をさらに強めていく必要があります。

2.地元の人間の知見

 気象庁による噴火警戒レベルの発令は科学的な基準に基づいており重要ですが、一方で地元の住民の経験則も大切な判断要素です。阿蘇周辺に昔から住んでいる人にすれば、火山灰が降っている時に傘をさしながら通勤通学することもあったそうです。このような経験からどこまでが「危険でどこまでが危険でないのか」を発信している部分もあるとのことでした。

幸い、産業労働常任委員会には地元の高橋延幸議員が所属しており、委員会でも地元の知見や感覚が質疑に上がってきますが、行政からの情報では見えない気づかされることが多々あります。その他、多くの地域住民の知見も観光客の判断の材料の一つとして提供していくことも時として大切です。

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3.地元の思いや以降と県や国の支援をマッチさせること

 観光業の問題は第一義的にはやはりその地元の人たちが考えるべきだと改めて実感しました。そしてその上に適切な支援を県・国が行っていくことで初めて支援施策の相乗効果は生まれます。

本当に地元が以降に沿った形の支援になっているかという点は常に意識し柔軟に施策展開を図っていくことが本県においても大事です。

火山活動は自然災害ですので、安全のためには自然の摂理に従わなければならないことも少なくありません。一方、風評被害の類は事実を周知し観光客が適切な判断をできる状況で改善することができることを今回の調査から学びました。

千里の道も一歩から

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